📋 セミナー構成(概略)
第1部:AIの正体を知ろう
▶ 目的:
「AIは怖い」「よくわからない」という不安をやわらげ、親しみをもってもらう。
- 生成AIって何?(やさしい言葉で説明+イラスト付き)
- ChatGPT、Copilot、Google Geminiなど
- WordやExcelとの違い
- ChatGPT、Copilot、Google Geminiなど
- 何が得意で、何が苦手?
- デモ①:「AIに話しかけてみよう」
- 例:「おすすめの旅行プランは?」「キャッチコピーを考えて」
- 例:「おすすめの旅行プランは?」「キャッチコピーを考えて」
- よくある誤解と現実
- AIが勝手に考えてる? → いいえ、学習されたデータから予測してます
- AIが勝手に考えてる? → いいえ、学習されたデータから予測してます
第2部:どう使う?どこで使う?
▶ 目的:
「何に使えばいいかわからない」を、「こういうことに使えるんだ」に変える。
- 身近な業務にAIを使った例(業種別に紹介)
- 小売:チラシ文案、接客QA対応
- 建設:マニュアルの要約
- 士業:メール下書き、申請説明文の作成
- 製造:仕様書・手順書の作成
- 小売:チラシ文案、接客QA対応
- デモ②:「実際の仕事に当てはめてみよう」
- 自社サービス説明文の改善(参加者の事例を1つ紹介)
- 自社サービス説明文の改善(参加者の事例を1つ紹介)
- ワーク(5分):
- 自分の業務で「面倒」「よく考える」「繰り返しやってる」ことを書き出す
- 自分の業務で「面倒」「よく考える」「繰り返しやってる」ことを書き出す
第3部:安心して使うための考え方
▶ 目的:
「セキュリティが心配」「勝手に使われて不安」を、前向きな行動に変える。
- なぜセキュリティが話題になるの?
- ChatGPTなどに入力した内容がどこまで外部に出るか?
- ChatGPTなどに入力した内容がどこまで外部に出るか?
- 安心のための「社内ルール」の例
- 入力してはいけない情報(個人情報・顧客名など)
- 社内での試行ルール(例:まずは○○用途だけで使う)
- 入力してはいけない情報(個人情報・顧客名など)
- 自分がわからないのに、社員が使っていて心配なときは?
- 社内で“学び合う”文化をつくるコツ
- 「勝手に禁止」より「ルールを共有」
- 社内で“学び合う”文化をつくるコツ
第4部:これから一歩踏み出すために(Just talking without materials)
▶ 目的:
「ちょっと使ってみようかな」と思えるようにする。
- 3つの「まずはこれだけやってみよう」
- ChatGPTに1日1回話しかけてみる
- 社内の誰かと「AI使ってみた?」と会話する
- 1つだけ「業務で試す」テーマを決めてみる
- 質問タイム(5〜10分)
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おまけ
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日本でビジネス分野においてよく使用されているAIは多岐にわたりますが、特に近年は「生成AI」の導入が急速に進んでいます。
以下に、主要なAIツール、ソリューション、そして導入を進めている日本企業を分野別にまとめました。
主要なAIツール・サービス
汎用的に利用されているAIツールやプラットフォームは以下の通りです。
- ChatGPT (OpenAI): 最も有名で汎用的な対話型AI。情報収集、文章作成、要約、アイデア出しなど幅広い用途で利用されています。
- Microsoft 365 Copilot: Microsoft 365の各種アプリケーション(Word, Excel, PowerPoint, Outlook, Teamsなど)にAI機能が統合されており、業務効率化に大きく貢献しています。
- Gemini (Google): Googleが開発した高性能なマルチモーダルAI。テキスト、画像、音声など様々な形式の情報を処理できます。
- Claude (Anthropic): ChatGPTと同様に高性能な対話型AIで、特に長文の処理や安全な利用に強みを持つとされています。
- Perplexity AI: 質問応答に特化しており、回答の根拠となる情報源を明示する点が特徴です。リサーチ業務に役立ちます。
- Notion AI: メモ、ドキュメント作成ツールであるNotionにAIが統合されており、文章作成や要約、アイデア整理などに利用されます。
- Adobe Firefly: 画像生成に特化したAIで、クリエイティブな業務で活用されています。
- Stable Diffusion / Midjourney: 高品質な画像を生成するAIで、デザインやマーケティング分野で活用が進んでいます。
- Felo: 日本発のAI検索エンジンで、多言語対応や世界中の情報を参照した最適な回答生成が特徴です。
- Gamma: テキスト入力からプレゼン資料を自動作成するツールで、資料作成の効率化に貢献します。
- Notta / Texter: 音声のリアルタイム文字起こしや多言語対応に強みを持つAIツールで、議事録作成やインタビューの記録などに活用されます。
日本企業におけるAI活用事例(ビジネス分野)
多くの日本企業が様々な形でAIを導入し、業務改善や新たな価値創造に取り組んでいます。
1. 製造業
- パナソニックコネクト: AIアシスタントを導入し、社内での利用が拡大。
- パナソニック: 電気シェーバーのモーター設計に生成AIを活用。
- オムロン: 生成AIを活用した言語指示で動くロボットの開発。
- 旭鉄鋼: 製造現場の組織的なカイゼンに生成AIを活用。
- JFEスチール: AI画像認識による安全行動サポートシステムを導入。
- Airion株式会社: 製造業特化AI(LLM・ロボティクス)ソリューションを提供。
2. 建設業
- 大林組: 生成AIがスケッチを基に建物の複数のデザイン案を提案。
- 西松建設: 生成AIを活用した高精度な建設コスト予測、建設業特化のテキスト生成AI「AKARI Construction LLM」を導入。
- 鹿島建設: 業務に関する質問や情報検索が行える独自のAIを導入。
- 竹中工務店: 生成AIを活用した建設業ナレッジ検索システムを構築。
3. 金融業
- 三菱UFJ銀行: 生成AIの導入で労働時間の削減を目指す。
- SMBCグループ: 独自の対話AI開発で従業員の生産性向上。
- みずほグループ: 生成AIを活用しシステム開発の品質向上。
- 宮崎銀行: 融資業務の効率化に生成AIを活用。
4. 小売・サービス業
- セブンイレブン: 店舗の発注作業に生成AIを導入し、発注時間を削減。
- メルカリ: 「AI出品サポート」を導入し、ユーザーの出品を支援。
- 鳥貴族: AIレセプション(LINE AiCall)を導入し、電話予約応対を自動化。
- 江崎グリコ: バックオフィスに生成AIチャットボット「Alli」を導入し、問い合わせ業務を削減。
- 小売店: 需要予測、無人レジ、不良品検品(画像認識)などにAIを活用。
5. その他の分野
製薬会社: 新薬開発の効率化にAIを活用。
電通: 視聴率予測と広告枠の最適化にAIを活用。
LINEヤフー: ソフトウェア開発にAIを活用。
医療分野: 画像診断(胃がん診断など)、介護施設の入居者観察などにAIを活用。
農林業: 農薬散布にAIを活用。