簡単なGPTsの始め方

社内のPDFドキュメント(取扱説明書)をWorkSpace内で共有して、 いつでもそのドキュメント類をベースにQ/AできるGPTS(WorkSpace内のみ使用可能) を作成したい。

ChatGPT:

社内のPDFドキュメント(取扱説明書など)を使って、**WorkSpace内限定でQ&AできるGPTs(カスタムGPT)**を作成する方法をご案内します。以下の手順で実現可能です。


✅ ゴール

  • 社内限定アクセス(WorkSpace内のみ)
  • PDFをベースに自然言語でQ&A可能
  • GPTs機能を活用して構築

🔧 手順概要

1. PDFドキュメントの準備

  • ドキュメントはできるだけテキストベースのPDF(スキャンではなく)をご用意ください。
  • 複数ファイルある場合は、テーマ別に分けるのがおすすめ。

2. カスタムGPT(GPTs)を作成する

  1. ChatGPT画面(https://chat.openai.com/gpts)にアクセス。
  2. Explore GPTs」→「Create a GPT」をクリック。
  3. GPT Builder画面で次のように設定:

例:基本プロンプト(Instructions)

あなたは社内向けのヘルプデスクAIです。
アップロードされた社内マニュアルや取扱説明書に基づいて、正確かつ簡潔に質問に答えてください。
マニュアルに情報がなければ、無理に回答せず「資料には記載がありません」と伝えてください。

プロファイル設定(アイコン・名前など)も社内用にカスタマイズ。


3. PDFをKnowledgeにアップロード

GPT作成画面で、**”Knowledge”(知識)**タブに進み、以下を実行:

  • Upload files」で取扱説明書PDFをアップロード(複数可)。
  • アップロード後、GPTはその内容に基づいて回答できるようになります。

📝 注意:

  • テキスト抽出できる形式のPDFであること(画像スキャンはNG)
  • ファイル更新したい場合は、Knowledgeタブから再アップロード可能

4. WorkSpace内の共有設定

  • 作成完了後、「Who can use this GPT?」設定で、
    • Only people at your organization (WorkSpace)」を選択
    • 必ず ChatGPT for Work(ChatGPT EnterpriseまたはTeam) を使用していることが前提


🧪 試験運用・社内展開

  1. 自部署でテスト(限定ユーザーへ公開)
  2. フィードバック収集
  3. 修正 → 社内全体へ段階展開

✅ 前提:ChatGPTのWorkSpace契約

この仕組みは「ChatGPT TeamまたはEnterprise契約」が前提です。

  • GPTsのKnowledgeアップロード機能
  • WorkSpace共有機能
    は、無料/Plusでは制限されています。

📌 補足:ファイル管理と更新

  • 現時点ではKnowledgeにアップロードしたPDFは自動更新されません
  • ドキュメントが更新されたら、再アップロードが必要です(古いファイルを削除 → 新しいファイル追加)。